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ニコンのカメラが持つ高いポテンシャルを活かすために必要なのは、その解像力に見合うレンズ。ニコンの厳しい基準に則って設計したNIKKOR レンズは、世界中の天体写真ファンから高く評価されています。優れたパフォーマンスを発揮するNIKKORレンズとニコンのカメラの組み合わせで天体写真へ挑みましょう。

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
(撮影焦点距離14mm)

はくちょう座後部~カシオペヤ座の天の川、アンドロメダ銀河を撮影(はくちょう座、ケフェウス座などのHα領域:北アメリカ星雲など) 【固定撮影】

©Toshio Ushiyama

●カメラ:D810A●画質モード:14 ビットRAW(NEF)● 露出モード:マニュアル、f/2.8、13 秒● 高感度ノイズ低減 / 長秒時ノイズ低減:標準/ する● ホワイトバランス:色温度(3850 K)● ISO 感度:3200

天体撮影に人気のNIKKOR

ニコンのデジタル一眼レフカメラユーザーはもちろん、ニコン製以外のカメラにマウントアダプターを使ってでもNIKKORで撮りたいという方まで、多くの天体写真ファンから高い信頼を獲得し続けているNIKKOR(ニッコール)レンズ。星空を美しく写し出すためには、「周辺像がよいこと」「シャープに写し出せること」「色収差が少ないこと」「ゴーストやフレアを抑えられること」などの高いレベルが求められますが、NIKKORは、これらの点で天体写真ファンが満足するレンズであると高く評価されています。
なかでも、単焦点に迫る描写力で人気なのが、開放F値が2.8で一定の明るい大口径広角ズームレンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」。このレンズは開放でもコマ収差で星が変形することが少なく、画面のすみずみまで高い描写力を発揮するという理由から、数多くの天体写真ファンの間で幅広く用いられています。
撮影現場から寄せられるさまざまな要望に真摯に向き合いながら、長年にわたって培った高い光学性能で多くの信頼と実績を築いてきたNIKKOR。一般の撮影だけでなく、天体撮影にも優れた光学性能を発揮するラインナップでより満足度の高い作品づくりをサポートします。

広角レンズ

広角レンズは焦点距離が35mm(FXフォーマット/35mm判換算)以下のレンズのこと。星景写真にも広く使われるレンズで、初心者でも非常に使いやすく、はじめての星空撮影には最適なレンズです。画面いっぱいにきりとった大きな星座や天の川、星空と一緒に周りの風景も写し込んだ星景写真など、拡がりのある星空の世界をダイナミックに表現できます。

おすすめの被写体

レンズ: AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

オリオン座主要部(オリオン座の散光星雲、バラ星雲)【固定撮影】

©Toshio Ushiyama

●カメラ:D810A ● フィルター:コッキン ディフューザーライト(820)●画質モード:14 ビットRAW(NEF)● 露出モード:マニュアル、f/2.5、6 秒● 高感度ノイズ低減 / 長秒時ノイズ低減:標準/ する● ホワイトバランス:色温度(4000 K)● ISO 感度:3200 

レンズ:AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

夏の天の川と鳥海山を撮影【追尾撮影】

©Takayuki Yoshida

●カメラ:D750 ●赤道儀:ビクセン ポラリエ[星追尾モード] ●画質モード:14 ビットRAW(NEF)● 露出モード:マニュアル、f/2.2、60秒● 高感度ノイズ低減 / 長秒時ノイズ低減:弱め/ する● ホワイトバランス:オート● ISO 感度:2000

レンズ: AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED(撮影焦点距離10mm)

いて座からはくちょう座を撮影【追尾撮影】

©Takayuki Yoshida

●カメラ:D5500 ●赤道儀:ビクセン ポラリエ[星追尾モード] ●画質モード:14 ビットRAW(NEF)● 撮影モード:マニュアル、f/4.5、180秒● 高感度ノイズ低減 / 長秒時ノイズ低減:弱め/ する● ホワイトバランス:オート● ISO 感度:3200 

おすすめの広角レンズ

— AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

開放F値は2.8で一定。極めて高い光学性能を実現し、天体写真家がこのレンズで多くの作品を制作してきた実績のあるズームレンズ。開放絞りから画面のすみずみまで高い描写力を発揮します。超広角の画角114°-84°は、夏、冬の天の川を取り込んだスケールの大きな星景(星空と風景)写真などに最適です。

— AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

最新の光学設計で小型・軽量・高画質を実現。高い解像力を引き出せる、画角94°の大口径超広角レンズです。開放F値1.8と明るいため、固定撮影で星の流れを止めたいときに短い露出時間で撮影できるだけでなく、多少絞り込んでも十分明るく、画像周辺部までシャープな画像を楽しめます。

— AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

ワイドな星景撮影に使いやすい、画角84°の広角レンズ。高い解像力でカメラが持つ解像感を余さず引き出します。開放F値1.4と明るいため、固定撮影で星の流れを止めたいときに短い露出時間で撮影できるだけでなく、絞り込んでも十分に明るく、画像周辺部まで点像再現性の高い画像を効率よく撮影できます。

— AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

夏の天の川銀河の特徴的な部分や、星座の一部を切り取って撮影するのに適した画角63°の明るい大口径広角レンズ。DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラで使用すれば、広がりのある星雲の撮影にも活用できます。周辺までシャープな像を結ぶレンズなので、固定撮影から追尾撮影までさまざまなシーンで多用できるレンズです。

— AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED

高い点像再現性を実現した小型・軽量の大口径広角レンズです。単焦点レンズならではの高い解像力とシャープな描写が得られます。画角は63°で、夏の天の川銀河の特徴的な部分や、星座の一部を切り取るのに最適です。軽量なため、小型の赤道儀に載せやすいのもメリットです。

— AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED

画角109°という超広角域からの、DXフォーマット用の約2.4倍の超広角ズームレンズです。画角109°という超広角は、いて座付近から、はくちょう座にかけての天の川を撮影するのに好都合。このズームレンズには、星景写真の撮影で多用する画角が含まれているので、写し込む地上風景の大きさに合わせて、いろいろな構図で星空と景色を切り取りながら撮影を楽しむことができます。

標準レンズ

標準レンズは焦点距離が50mm(FXフォーマット/35mm判換算)程度のレンズのこと。開放F値が明るいので、短い露出時間で星の光を捉えることができます。広角レンズ同様、初心者にも扱いやすく、天の川のクローズアップや星座の撮影に適しています。

おすすめの被写体

レンズ: AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

いて座付近の明るい天の川を撮影【追尾撮影】

©Takayuki Yoshida

●カメラ:D750 ●赤道儀:ビクセン AP赤道儀にて恒星時追尾 ●画質モード:14 ビットRAW(NEF)●露出モード:マニュアル、f/2.8、60秒×2枚● 高感度ノイズ低減 / 長秒時ノイズ低減:弱め/する● ホワイトバランス:オート● ISO 感度:3200

レンズ:AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

はくちょう座を撮影【追尾撮影】

©Takayuki Yoshida

●カメラ:D5500 ●赤道儀:ビクセン ポラリエ[星追尾モード] ●画質モード:14 ビットRAW(NEF)●撮影モード:マニュアル、f/3.2、120秒● 高感度ノイズ低減 / 長秒時ノイズ低減:弱め/する● ホワイトバランス:オート● ISO 感度:1250

おすすめの標準レンズ

— AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

質量(重さ)約185gと非常に軽くコンパクトな標準レンズ。非球面レンズを使用した新規光学設計で高画質を実現しています。開放F値がf/1.8と明るいので、星空の中で淡く大きく広がる星雲の撮影に向いています。天の川の最も明るい部分の撮影にも使いやすい画角です。

— AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

開放絞りでの高い点像再現性が持ち味の大口径標準単焦点レンズです。開放絞りで街の灯りも満天の星も、画像周辺部まで「点」に描写。開放F値がf/1.4と明るいので、ISO 感度を抑えて、より短い露出時間で撮影できます。画角40°50′で、肉眼に近い視野の星景、星野を撮影できます。

— AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

軽量・コンパクトなニコンDXフォーマット標準レンズ。ニコンDXフォーマットで標準となる画角44°の、単焦点レンズならではの高い描写性能を実現したレンズです。開放F値1.8 の明るさで、星からの微弱な光を捉えます。星空の中で大きく広がる淡い星雲の撮影にも向いています。

望遠レンズ

遠くで輝く天体を引き寄せて写し出す望遠レンズ。焦点距離が100mmから300mm程度までのレンズが星空撮影に使いやすく、天体撮影のシーンで多用されています。小型の赤道儀に載せて、星雲や星団を大きく撮影することができます。

焦点距離による写り方の違い
 (AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II を使用してM8とM20を撮影)

焦点距離100mmで撮影

©Takayuki Yoshida

焦点距離200mmで撮影

©Takayuki Yoshida

●カメラ:D750 ●赤道儀:ビクセン AP赤道儀にて恒星時追尾 ●画質モード:14 ビットRAW(NEF)●露出モード:マニュアル、f/3.2、120秒×2枚● 高感度ノイズ低減 / 長秒時ノイズ低減:弱め/する● ホワイトバランス:オート● ISO 感度:1250

おすすめの望遠レンズ

— AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

焦点距離70mmから200mmまでの望遠域を開放F値2.8一定でカバーする明るい望遠ズームレンズ。開放F値の明るさを生かして、短い露出時間で星雲・星団の撮影が可能です。FXフォーマットに最適化した光学性能で、中心部から周辺部まで高い描写性能を発揮。天の川の中で輝く星雲や星団の撮影に威力を発揮します。ゴーストやフレアの少ない鮮明な画像が得られるナノクリスタルコートを採用しています。

— AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

焦点距離70mmから200mmまでの望遠域を開放F値4一定でカバーする軽量・コンパクトな望遠ズームレンズ。ゴーストやフレアの少ない鮮明な画像が得られるナノクリスタルコートを採用。星空の撮影に慣れてきて、星雲を撮影しようと思ったときに使いやすいのが200mm前後のレンズ。70~200mmの焦点距離があれば、さまざまな星雲を撮影することができます。軽量なため、小型の赤道儀に載せやすいのもメリットです。

— AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II

f/2の明るい開放絞りから高い解像とキレのよさを発揮する大口径単焦点望遠レンズです。画角12°20′の視野は、比較的大きめの星雲や星団を形がわかる大きさに捉える星野の撮影に好適。位置指標(90°)付きの360°回転三脚座リング、着脱可能な三脚座を装備しており、光軸を動かさずに構図(縦横)を変更できます。

— AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II

ゴーストやフレアの少ない鮮明な画像が得られるナノクリスタルコートを採用。開放F値が2.8と明るい、プロフェッショナル愛用の大口径望遠レンズです。クリアーで抜けのよい画像に、迫力と緻密の共存する世界が広がります。開放からシャープな星像を結ぶレンズで、f/2.8の明るさは、淡く広がった星雲や彗星など、明るさと速射性が必要な天体に適しています。

お手持ちの望遠ズームレンズでもここまで撮れる

レンズ:AF-S DX NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G ED VR II
(撮影焦点距離200mm)

M45(すばる) を撮影【追尾撮影】

©Takayuki Yoshida

●カメラ:D5500 ●赤道儀:ビクセン AP赤道儀にて追尾撮影●画質モード:14 ビットRAW(NEF)●撮影モード:マニュアル、f/6.3、300秒×2枚● 高感度ノイズ低減 / 長秒時ノイズ低減:しない/しない● ホワイトバランス:晴天● ISO 感度:1600

レンズ:AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR
(撮影焦点距離300mm)

M31(アンドロメダ大銀河)を撮影【追尾撮影】

©Takayuki Yoshida

●カメラ:D5500 ●赤道儀:ビクセン AP赤道儀にて追尾撮影●画質モード:14 ビットRAW(NEF)●撮影モード:マニュアル、f/6.3、600秒×2枚● 高感度ノイズ低減 / 長秒時ノイズ低減:しない/しない● ホワイトバランス:晴天● ISO 感度:1600

— AF-S DX NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G ED VR II

沈胴機構の採用でさらに小型・軽量化を実現した携行性に優れた焦点距離200mm(FXフォーマット/35mm判換算:300mm)までの画角範囲をカバーするコンパクトな望遠ズームレンズ。EDレンズの採用により、色収差の少ない高い光学性能で、星雲や星団をシャープに写し出します。軽量なため、小型の赤道儀に載せやすいのもメリットです。

— AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR

焦点距離300mm(FXフォーマット/35mm判換算:450mm)までの画角範囲をカバーする約5.5倍の超望遠ズームレンズです。高屈折(HRI)レンズの採用で、絞り開放から画面全域にわたるコントラストの高い鮮鋭な描写とともに小型・軽量化を実現。手軽に星雲や星団の撮影が楽しめます。軽量なため、小型の赤道儀に載せやすいのもメリットです。