
30年以上にわたってナショナルジオグラフィック誌で活躍。風景写真家であると同時に、環境保護家、映画制作者、ベストセラー書籍の作家でもある。

私にとってカメラは機械というよりも絵筆のようなもの。画素数やカメラの機能より先に、「写真をどう描くか」を第一に考えます。もちろん機材の選択が重要なときもありますが、それは必ずしも私にとって最も優先すべきことではありません。これまでたくさんのカメラを使ってきましたが、今回の撮影で、D800 という新たな"ベストフレンド"に出会うことができました。とは言っても、最初からD800を気に入ったわけではありません。描き出される画像の驚くほどのシャープさに圧倒され、これまでの撮影スタイルが脅かされるような気さえしたからです。微細なブレや、どのレンズでどの絞りを選択するかによって鮮鋭感の差異が顕著に現れる。D800 はそんな印象でした。しかし今では、すっかりD800 に魅せられています。仕上がりが4 × 5 判並みであることがその理由です。さらに、ユニークな微速度撮影や、動画の性能が向上したことも見逃せません。今回の撮影で、私の作品づくりに対する姿勢は明らかに変わりました。「新しい視点から写真を描いてみよう」という気持ちにさせてくれたD800 に感謝しています。
